せき・痰・のどの痛み

細菌感染、ウイルス感染

せき・痰・のどの痛みのイメージ画像

呼吸や飲食などにより外界から侵入したウイルスや細菌が喉の粘膜に感染し、炎症が引き起こされる(咽頭炎、扁桃炎)と、咳や痰、のどの痛みを生じます。鼻水が増えたり、熱が出ることもあります。

このとき、喉の粘膜は赤くなったり、腫れたりするため、飲み込むときの痛みや乾燥・異物感を引き起こします。

咽頭炎の原因としてはウイルス感染によるものが多いですが、細菌感染を起こす場合もあります。溶連菌や黄色ブドウ球菌などの細菌性感染の場合は、のどの痛みが特に強く、高熱が出るなど、重症化しやすい傾向があります。

細菌性の咽頭炎の中では、A群β溶連菌感染による咽頭炎は小児期に多い病気ですが、成人でも咽頭炎の原因の5~10%を占めるとされます。適切な治療を行わないと、急性リウマチ熱を発症する恐れもあり、注意が必要です。

熱が出ない咽頭炎の多くは、軽度なウイルス感染によるものです。しかしウイルス感染の中にもインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなど、高熱が出て、重症化しやすいウイルスも存在します。

刺激物による喉の痛み

アルコール、タバコ、乾燥、熱い物、激辛の物などの刺激物は、喉の炎症を引き起こすことがあります。これらが原因で生じたのどの痛みの多くは1~2週間以内におさまります。しかし、刺激が持続的に続いていると長引くこともありますので、のどのケア(保湿など)を行ない、原因となっている刺激物を取り除くなどして様子を見るようにしましょう。

これらの刺激物は、咽頭炎、扁桃炎の回復を遅らせる原因となります。このため、喉が痛い時には喉に対して刺激になるようなものは避けるようにしましょう。

その他の原因

内臓の病気が原因で、喉の痛みを生じる病気には次のようなものがあります。例として、・がん(咽頭がん、喉頭がん、食道がん、甲状腺がん、肺がんなど)・胸部大動脈瘤・狭心症・重度の逆流性食道炎などが考えられます。

熱がない場合、喉の痛みだけで病院へ行くのをためらう人もいるでしょう。しかし次のような症状が続く場合には、なるべく早く病院を受診して適切な検査・治療を受けるようにしましょう。

  • 喉の痛みが2週間以上続く(痛みの程度によらない)
  • 痛み止めが効かない
  • 痛みが強く、物や唾液を飲み込むことができない
  • 全身がだるく、活動性が低下している
  • 激しい咳や鼻水が出る、呼吸が苦しい
  • 声がかすれる
  • 血の混じった痰や唾液が出る
  • 常に痛みがあるのではなく、決まった状況や体勢で痛みが生じる
  • 38℃以上の高熱や悪寒、ひどいだるさ、意識状態の悪化などがみられる
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内科、健康診断、予防接種、訪問診療
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